名称と歩み
昭和14年北京で書活動をしていた桑原翠邦が、書宗院を設立。その名称は桑原翠邦の恩師比田井天来より贈られたもの。
昭和32年第1回書宗院公募展を開催。半切・軸装・臨書のみという規定で、書の本質を世に問うユニークな書展として今日まで続いている。
年3回発行の機関誌「書宗院報」・講習会・研究会等を通じて古典を軸に各自の書を探求している。
沿革
西暦 | 元号 | |
1938 | 昭和13 | 比田井天来先生が誌名として「書宗」を桑原翠邦に賜る。 |
1939 | 昭和14 | 翠邦が北京にて「書宗院」を設立。 |
1955 | 昭和30 | 翠邦宅にて相互研鑚を目的に研究会が始まる。 |
1957 | 昭和32 | 「書宗院」の名の下に第1回書宗院公募展開催。 |
1972 | 昭和47 | 研究会報を発展解消して「書宗院報」を創刊。 |
1973 | 昭和48 | 全員宿泊による「第1回一般対象講習会」開催。 |
1975 | 昭和50 | 公募展を18回展で打切り、この年より「院友選抜展」を開催。 現在は選抜展制を廃し会員展及び全院友を対象とした「書宗院展」を開催。 |
1976 | 昭和51 | 書宗院会館完成。院の体制急速に充実。この年より平成6年まで公募紙上展を開催。 この間の無鑑査推薦の道を保つ。 |
1979 | 昭和54 | 従来の協賛制度を廃し、新たに「院友・会員費」制を又併せて会員推挙制を導入。 |
1980 | 昭和55 | 第1回基礎講習会を開催。 |
1982 | 昭和57 | 翠邦喜寿、素雪夫人古希記念雙寿展及び祝賀100人展(初の大規模創作展)を開催。 |
1987 | 昭和62 | 書宗院展に理事以上を対象とした創作部門を新設。平成6年まで開催される。 |
1995 | 平成7 | 3月桑原翠邦死去。桑原呂翁、代表となる。書宗院展に会員の部を新設。 |
2001 | 平成13 | 4月24日から29日まで「桑原翠邦遺業展」を開催。 |
2004 | 平成16 | 平成16年年末から平成17年の1年間で「桑原翠邦生誕100年記念展」を全各地で開催。 |
2009 | 平成21 | 2月28日から3月1日:書宗院 一泊二日 伊豆講習会を開催。 書宗院展に特別展示コーナーを設ける。 |
2012 | 平成24 | 高橋蒼石新理事長となる。 |
2013 | 平成25 | 桑原呂翁代表勇退。 書宗院展に学生部を新設。 |
2015 | 平成27 | 桑原呂翁 顧問に就任 東京都美術館に於いて第59回書宗院展を開催 事務局を東京都台東区浅草橋に移転 |